会長挨拶

公益社団法人京都府柔道整復師会
会長 長尾淳彦
公益社団法人 京都府柔道整復師会ホームページをご覧いただきありがとうございます。
公益社団法人 京都府柔道整復師会は、日本国が「国家資格」として、認めた「柔道整復」を業とする京都府の「柔道整復師」によって構成されています。
「医療」「介護」「福祉」「救護」「スポーツ」などの分野において京都府民の皆様が元気で活き活きとした日常生活を送っていただけるようにお手伝いをしております。
本会業務の円滑な遂行のため、京都府、京都市をはじめ関係各位の皆様にはご理解ご協力を賜り心より深く感謝申し上げます。
柔道整復師業界にとっても2020年は記念すべき年です。1300年前より「骨傷」の治療家として「ほねつぎ」は継承され、明治の医制改革をはじめ、幾多の苦難を乗り越えて 先人たちの努力により大正9(1920)年に「柔道整復術」として公認され、今年で100年を迎えます。
京都府柔道整復師会は、大正11(1922)年に創立されて98年が経ち、社団法人の法人格を取得したのは昭和29(1954)年で、昨年65周年を迎え12月1日に65周年記念式典・祝賀会を挙行出来ました。関係各位の皆様に御礼と感謝申し上げます。
さて、業界の周年記念や創立記念は、私たちの仕事の役割がどのようなものであり、また、歴史的にどのような苦楽があり今日に至っているのかを知り、今日に至らせていただいた先人に深く感謝をして、足元を見つめなおす大切な時でもあります。
そして、さらには新たに私たちがどのような方向に向かって歩み出すかを確認する時でもあります。京都の柔道整復師 皆で考える時であります。
また、会員の先生方におかれましては、壬生の手狭な事務所での会執務で大変ご苦労を掛けておりましたが、新会館(右京区西京極)が本年1月末に完成し、2月末から本格稼働致しております。新会館は京都の柔道整復師のランドマークとしての役割を果たしたいと考えております。
現在においてもその役割を果たしていますが、柔道整復師のみならず、行政、保険者、マスコミ、府民、市民の皆様に「柔道整復」のことなら京都府柔道整復師会館に行けば何でもわかるという認識を持ってもらい身近な「ほねつぎ会館」を感じていただきたいと思っています。
医療職種としての「柔道整復師」のスキルアップは自らの手で行わなくては誰も手助けしてくれません。毎日が勉強で自己啓発・相互啓発していかなければなりません。
すべてが「患者安全」「医療安全」の観点から考えるべきことです。
本会も「柔道整復師」の資格を持った人、「柔道整復師」と関わられる人・団体が会員となれるような組織としたいと考えております。
会長として、そのための努力は柔道整復師の誇りと自覚を持って尽くしてまいる所存です。
結びにあたりまして、関係各位の皆様にとりまして2020年が素晴らしい年となることをお祈り申し上げますとともにご繁栄とご健勝を祈念申し上げます。
2020年4月1日