介護予防・機能訓練指導員認定柔道整復師フォローアップ講習会開催
2016.09.11
平成28年9月11日(日)午後1時より標記の講習会が本会会館5階、大会議室において開催されました。参加者は62名でした。講習会は2限構成で講師の先生とテーマを下記に記します。
講習1
- 講師:
- 公益社団法人日本柔道整復師会
保健部介護対策課
公益社団法人奈良県柔道整復師会会長
川口貴弘先生 - テーマ:
- 介護保険制度における柔道整復師の役割
講習2
- 講師:
- 京都市伏見地域介護予防推進センター
理学療法士
梅居洋史先生 - テーマ:
- 運動器の機能向上プログラムの内容および評価について
川口貴弘先生の講習はパワーポイントのデータをプロジェクターでスクリーンに映しながら進められました。内容は介護保険制度を取り巻く状況、介護保険制度の仕組み、介護サービスや高齢者福祉サービス、地域包括ケアシステムについてなどで、そこに柔道整復師がどのように関わっていくことができるかについても解説されました。接骨院として、機能訓練指導員として、通所、訪問などのサービスへの参入の可能性などについて一般的な事項と共にお話されました。
2限目の梅居洋史先生の講習もパワーポイントのデータをプロジェクターでスクリーンに映しながら進められました。内容は介護予防事業について、一次予防、二次予防について、健康行動の定着について、運動やプログラムの実施上の留意点、参加除外基準、事前・事後評価、参加者の目標例などについて解説されました。伏見地域介護予防推進センターでの活動を基にした運動プログラムの実施(家庭内での体操、運動をを含む)で、対象者178人(男性42人、女性136人)について、いくつかの体力測定の結果から有意な改善がみられたというデータについても解説がありました。