京都府柔道整復師会学術部・京都仏眼医療専門学校 第5回 合同講習会
平成28年6月19日(日)午後1時より五条河原町の近くにある京都仏眼医療専門学校において表記の講習会が開催されました。梅雨の雨が降りしきっている日でしたが本会会員や専門学校生が集まりました。講習に先だって本会 長尾淳彦会長、京都仏眼医療専門学校 椎名 京校長より挨拶がありました。その後、第一部講習、休憩をはさみ、第二部講習、最後に質疑応答の順で進められました。
第一部:
「近代柔道整復術の夜明け~アプローチするための科学的根拠を求めて~」
愛知医科大学医学部解剖学講座 安井正佐也先生
安井先生は柔道整復師として臨床に従事しつつ、名古屋大学大学院医学系研究科機能組織学分野 研究生を終了後、職員を経て医学博士号を取得、死体解剖資格も取得されていらっしゃる方で現在は愛知医科大学解剖学講座の助教として務めていらっしゃいます。国内や海外の医学誌にも積極的に論文発表を重ね、各種医学系学会で数多くの発表を続けていらっしゃいます。
この日の講習ではパワーポイントを使用して大変多くの内容を網羅して視覚的にわかりやすく進められました。自分の夢は大学病院の中に接骨院を開設することであると話され、学会発表の場や小学校でケガ予防の話をしたりするたびに柔道整復師をアピールするようにしておられるそうです。
第二部:
「信頼と安心感を高めるCS医療接遇マナー」
ビジネスコミュニケーションマナー講師 加藤しおな先生
加藤先生はビジネスコミュニケーション講師、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー、京商ビジネススクール講師、愛知県専門家認定 組織開発コンサルタントという肩書をお持ちでVoice Shi-Na代表としてコミュニケーションマナー研修、司会業務などを主軸にご活躍されていらっしゃいます。
患者さんの応対には臨機応変かつ気配りの利いた声かけなどが大切になってきます。それは技術だけではない部分、即ち心の領域に関わってくるのでしょう。人は様々な年齢、立場、価値観、役職等の方がいらっしゃり、そのことを意識して応対しないといけないとのことです。色々と実習を中心に教えて頂きましたがその根底には心があり、誠意をもって相手や周囲に気遣うことが大事なことと気が付く講習でした。
当日講習場所をご提供いただきました京都仏眼医療専門学校、担当の先生方には謹んでお礼申し上げます。